最近、やっとHPやブログのサーフィンを再開しました。
なかでも目を引いたのが、よくで掛ける「かのん」さんちの別カテゴリー。その名もマンホール! (^O^)
ただ、オイラのマンホールはチョット違います。
今から話すのは、タイトルにもあるチョット変わった学友の話です。
オイラがまだ学生の頃、同じ学科にOクンと言う同期がいました。
彼はわが大学ではちょっとした有名人で、Oクンと言う名前を知らなくても、「マンホール君」または「マンホール踏み男クン」と言えば学内では知らない人は居ないくらい有名人でした。
何故かって?
それは、名前の通り、いつもマンホールを見ると踏んで回るからです。登校中でも、下校中でも、そして学科ごとの教室の移動の際にも、必ずと言っていいほど踏んで回ります。しかも全てのマンホールを踏んでしまうので、見た目、あっちにフラフラ、こっちにフラフラとちょっと危ない人のようにも見えました。
何故、彼がマンホールを踏むのか?
それは思いもかけない事がきっかけで知りました。
ある日の朝(と言っても2限目からの授業だったので10時くらいでしょうか)、さんぽが大学の正門をくぐって一般教養棟に向かっている時、彼を発見しました。そう、いつものように、軽やかなステップで、マンホールを踏みまくっているのです。
すると、左の方から一台のスクーターが『ビィーーン』と、かっ飛ばしてやってくるではありませんか。すると、かれは何を思ったか、突然、走り出しスクーターの前に飛び出していったのです。
「あぶない!」
咄嗟に出した大声に反応したのか、飛び出してきた人に反応したのか、偶然にもスクーターは彼を躱して事故はおきませんでした。
さんぽは彼の傍に行き、
「何でスクーターの前に飛び出すん?危ないやん。」と一言(別にさんぽは熱血漢ではありません、多分)。
するとOクン、
『スクーターに先にマンホール踏まれると、0点になるけん。』
「はぁ?」
彼の話を要約すると…
なんでも、彼はマンホールを踏むのはゲームの一種で、マンホールによって点が決められているそうです。例えば、ガスは5点。上水道は2点。雨水は1点。下水道を踏むと、取った得点が0(ゼロ)になる。その他、先に人に踏まれると点がもらえない。目に入ったマンホールは必ず踏まなければならない。とか…
それで、先のスクーターは、目に入ったマンホールを踏みそうで、スクーターに先に踏まれると得点がもらえないから、踏みに行った。との事でした。
…… ヘ(゜Д、゜)ノ の世界です。
まぁ、良く言えば、命をかけるくらいの熱いゲームをする男だったといっておきましょうか。
そんな彼は博士を目指し、大学院後期課程へ進んだのですが、今ごろどうしているのでしょう?まだ、熱くマンホールゲームを続けているんだろうか?
かのんさんちのマンホールを見て、ふとそんな事を思い出してしまうさんぽなのでした…
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